海洋気象観測船による観測(平成29年9月30日~10月1日)

平成29年10月5日発表
気象庁地球環境・海洋部

観測結果

気象庁の海洋気象観測船「凌風丸」は、9月30日から10月1日にかけて、図1のAからDの航路に沿って、黒潮の観測を実施しました。

図1の黒い矢印は、海流の速さと向きを表しています。凌風丸は、B点(北緯32.2度、東経138.5度)付近で、3.7ノット(kt)の北北東向きの強い流れを観測し、これが黒潮の流軸と思われます。 図2は、凌風丸で観測した海洋内部の水温です。強い流れが観測されたB点(黒潮の流軸)の南側で、海洋内部まで水温が高くなっています。

海流

図1 海洋気象観測船「凌風丸」が観測した海流

(赤い実線が船の航路をあらわし、黒い矢印が海流の速さと向きをあらわします。)

水温

図2 航路A-Cに沿った水温の深さ方向の分布

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