海洋気象観測船による観測(平成29年11月14日~11月17日)
平成29年11月20日発表
気象庁地球環境・海洋部
観測結果
気象庁の海洋気象観測船「凌風丸」は、11月14日から11月17日にかけて、東海沖の黒潮の観測を実施しました。
図1の黒い矢印は、凌風丸が観測した海流の速さと向きを表しています。黒潮の流軸(最も強い流れ)は、東経136度線ではA点(北緯32.4度、2.9ノット)、東経138度線ではB点(北緯31.6度、3.9ノット)、東経139.5度ではC点(北緯33.7度、2.7ノット)で観測されました。
図2は、凌風丸で観測した海洋内部の水温です。黒潮の南側の海面水温は、北側より3~4℃高くなっていました。
図1 海洋気象観測船「凌風丸」が観測した海流
(赤い実線が船の航路をあらわし、黒い矢印が海流の速さと向きをあらわします。)
図2 水温の深さ方向の分布
(左:東経136度線、右:東経138度線)