海洋気象観測船による観測(平成29年12月22日)
平成29年12月26日発表
気象庁地球環境・海洋部
観測結果
気象庁の海洋気象観測船「凌風丸」は、12月22日に図1のAからCの航路に沿って、黒潮の観測を実施しました。
図1の黒い矢印は、凌風丸が観測した海流の速さと向きを表しています。黒潮の流軸(最も強い流れ)は、B点(北緯32.2度・東経136.1度、4.5ノット)で観測されました。
図2は、図1に示したA点(東経134.5度)からC点(東経137.4度)の間の海洋内部の水温です。黒潮の南側の海面水温は、北側より3~4℃高くなっていました。
図1 海洋気象観測船「凌風丸」が観測した海流
赤色の実線が船の航路を表し、黒い矢印が海流の速さと向きを表します。
(赤色の破線は静止気象衛星による海面水温画像から推定した黒潮の位置です。)
図2 水温の深さ方向の分布