海洋気象観測船による観測(平成30年1月7日~1月14日)
平成30年1月15日発表
気象庁地球環境・海洋部
観測結果
気象庁の海洋気象観測船「啓風丸」は1月7~8日に図1のAからCに沿った航路(東経138度線)で、「凌風丸」は1月12~14日に図1のDからF(東経137度線)に沿った航路で黒潮の観測をしました。
図1の黒い矢印は、観測した海流の速さと向きを表しています。黒潮の流軸(流れが最も強いところ)は、137度線では E点(北緯31.7度、4.6kt、南東の流れ)、138度線ではB点(北緯30.9度、4.1kt、東北東の流れ)でした。
図2は、観測した海洋内部の水温です。黒潮の南側の海面水温は、北側より3~4℃高くなっていました。
図1 海洋気象観測船「凌風丸」及び「啓風丸」が観測した海流
(赤い細実線は各船の航路をあらわしています。
各船の航路上において、黒い実線矢印は海流の速さと向きをあらわし、赤い太破線矢印は流れが最も強いところをあらわします。)
図2 水温の深さ方向の分布
(左:東経137度線、右:東経138度線)