海洋気象観測船による観測(平成30年12月7日)

平成30年12月10日発表
気象庁地球環境・海洋部

観測結果

気象庁の海洋気象観測船「凌風丸」は、12月7日に図1のA点からC点の航路に沿って、黒潮の観測を実施しました。

図1の黒い矢印は、観測船が観測した海流の速さと向きを表しています。最も強い黒潮の流れが観測されたところは、東経138度に沿った測線ではB点(北緯31.3度、3.1ノット)で、11月30日~12月1日の観測時と比べて数10km南下しました。
図2は、A点からC点にかけて観測した海洋内部の水温です。B点付近の混合層(約100m)以深では、水温の水平勾配が大きくなっています。

海流

図1 海洋気象観測船「凌風丸」が観測した海流

赤い細実線が凌風丸の航路を、黒い矢印が海流の速さと向きを表します。
(赤い太破線は気象庁の数値モデルによる解析結果をもとにした黒潮の位置です。)

水温

図2 水温の深さ方向の分布

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