海洋気象観測船による観測(令和2年10月3日~10月5日)
令和2年10月6日 気象庁発表
観測結果
気象庁の海洋気象観測船「凌風丸」は、10月3日~10月5日に図1のA点からE点の航路に沿って黒潮の観測を実施しました。
図1の黒い矢印は、観測船が観測した海流の速さと向きを表しています。強い流れは、B点(北緯29.7度、東経137.5度、2.5ノット)、C点(北緯31.1度、東経137.0度、2.7ノット)、D点(北緯34.0度、東経138.4度、2.3ノット)で観測されました。
図1のA点からE点では、海洋内部の水温観測を実施しており、その結果を図2に示します。強い流れが観測された海域(B点、C点、D点付近)では、水温の水平勾配が大きくなっています。
図1 海洋気象観測船「凌風丸」が観測した海流(令和2年10月3日~10月5日)
青い細実線が凌風丸の航路を、黒い矢印が海流の速さと向きを表します。
(青い太破線は気象庁の数値モデル等による解析結果をもとにした黒潮等の位置です。)
図2 図1のA点からE点のラインに沿った水温の深さ方向の分布(凌風丸:令和2年10月3日~10月5日)