海洋気象観測船による観測(令和4年3月20日~3月22日)
令和4年3月25日 気象庁発表
観測結果
気象庁の海洋気象観測船「凌風丸」は、3月20日~3月22日に図1の航路に沿って黒潮の観測を実施しました。
図1の黒い矢印は、観測船が観測した海流の速さと向きを表しています。黒潮の強い流れは、B点(北緯33.1度、東経138.8度、3.3ノット)で観測されました。
A点から北緯32.5度では、海洋内部の水温観測も実施しており、その結果を図2に示します。北緯33.1度以南で水温の水平勾配が大きくなっています。
図1 海洋気象観測船「凌風丸」が観測した海流(令和4年3月20日~3月21日)
青い細実線は凌風丸の航路を、黒い矢印は海流の速さと向きを表します。
青い太破線は気象庁の数値モデル等による解析結果をもとにした黒潮の位置を示します。
図2 図1のA点からC点のライン(北緯34.5度から32.5度まで)に沿った水温の深さ方向の分布
凌風丸による令和4年3月20日~3月22日の観測結果を示します。
図中のA、Bの記号は図1に対応します。