海洋気象観測船による観測(令和6年4月26日~5月5日)

令和6年5月8日 気象庁発表

観測結果

気象庁の海洋気象観測船「凌風丸」は、4月26日~5月5日に図1のA点からG点の航路に沿って黒潮の観測を実施しました。

図1の黒い矢印は、観測船が観測した海流の速さと向きを表します。黒潮の強い流れは、B点(北緯34.0度、東経139.7度、3.7ノット)、F点(北緯33.1度、東経138.8度、3.3ノット)で観測されました。

図2は航路上のA点からC点を結ぶ観測ライン、図3はE点からG点を結ぶ観測ラインに沿った海洋内部の水温を示します。黒潮の流れに対応する水温の水平勾配がみられます。

海流

図1 海洋気象観測船「凌風丸」が観測した海流(令和6年4月26日~5月5日)

青色の細実線は凌風丸の航路を、黒色の矢印は海流の速さと向きを表します。
青色の太破線の矢印は、気象庁の数値モデル等による解析結果をもとにした5月1日頃の黒潮の位置を示します。

水温

図2 水温の深さ方向の分布(図1のA点~C点の観測ライン)

凌風丸による令和6年4月26日~27日の観測結果を示します。
図中の記号は、図1に対応します。

水温

図3 水温の深さ方向の分布(図1のE点~G点の観測ライン)

凌風丸による令和6年4月28日~5月4日の観測結果を示します。
図中の記号は、図1に対応します。

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