日本近海の海流
令和3年3月31日 気象庁発表
診断(2021年3月下旬)
- 黒潮は大蛇行しています。
- 黒潮は、都井岬、足摺岬、室戸岬、潮岬で離岸して流れています。
- 黒潮は、潮岬の南の北緯32.5度、東経136度付近から南南東に流れ、北緯31度、東経137度付近から東に流れ、東経138度付近から北東に流れ、八丈島の南を通って、北緯33度、東経140.5度付近から北北東に流れ、北緯34.5度、東経141度付近から北東に流れ、北緯36度、東経142.5度付近から北北西に流れ、北緯37.5度、東経142度付近から東北東に流れ、北緯38.5度、東経144度付近から東南東に流れ、北緯37.5度、東経146度付近から南に流れています。房総半島では離岸して流れています。
- 親潮の沿岸寄りの分枝の南限位置は、北緯39.5度、東経144度付近、沖合の分枝の南限位置は、北緯39.5度、東経146度付近にあり、親潮の面積は平年より大きくなっています。
- 対馬暖流の勢力は、平年並となっています。
日本近海の深さ100mの水温分布図(3月30日)
この図の水温は速報値です。日本近海のデータの図は、診断の発表後も、後から入手した観測値によって更新されることがあります。
解説
沖縄周辺、日本の南から関東沖にかけての海流
2021年3月下旬の沖縄周辺、日本の南から関東沖にかけての海流の実況は、表1のとおりです。
表1:沖縄周辺、日本の南から関東沖にかけての海流の実況と見通し 海域・項目 実況 向こう1か月の見通し(注) 沖縄本島から北西沖の黒潮までの距離(※1) 180km付近 - トカラ海峡の黒潮の通過緯度/向き(※1) 北緯30.1度 / 東南東 - 都井岬での黒潮の離岸・接岸(※1) 離岸 接岸する 足摺岬での黒潮の離岸・接岸(※1) 離岸 離岸 室戸岬での黒潮の離岸・接岸(※1) 離岸 離岸 潮岬での黒潮の離岸・接岸(※1) 離岸 離岸 東海沖の黒潮流路の最南位置(※2) 北緯31度、東経137.5度付近 北緯31度、東経138度付近 伊豆諸島付近の黒潮通過位置(※1) 八丈島の南 三宅島付近 房総半島での黒潮の離岸・接岸(※1) 離岸 接岸する その他の顕著な現象 東海沖の北緯32.5度、東経137.5度付近、四国沖の北緯32.5度、東経134度付近、沖縄本島の南の北緯25度、東経128.5度付近に冷水渦が、南大東島の南西の北緯24.5度、東経130.5度付近、石垣島の南の北緯23度、東経124度付近に暖水渦が、それぞれみられる - (注)『 − 』は、海面水温・海流1か月予報に記載がない項目です。
(※)が付いている項目の見方については、「海流の診断の見方」のページもあわせてご参照ください。
日本の東と日本海の海流
2021年3月下旬の日本の東と日本海の海流は、表2のとおりです。
表2:日本の東と日本海の海流の実況と見通し 項目 実況 向こう1か月の見通し(注) 親潮の沿岸寄りの分枝の南限位置(※3) 北緯39.5度、東経144度付近(図中A) 北緯40度、東経143度付近 親潮の沖合の分枝の南限位置(※3) 北緯39.5度、東経146度付近(図中B) 北緯39度、東経146.5度付近 その他の親潮系冷水の位置 特にみられない - 親潮の面積(※4) 平年より大きい 平年より大きい 津軽暖流の東端の経度(※5) 東経142度付近(平年並)(図中C) - 日本の東の黒潮系暖水の北限緯度(※6) 北緯38.5度付近(平年より北)(経度は東経144.5度付近)(図中D) - その他の日本の東の海流 釧路沖の北緯42度、東経146度付近に暖水渦がみられる - 日本海の海流 対馬暖流は、山陰沖西部を北東に流れ、隠岐付近の北緯36.5度、東経133.5度付近から南東に流れ、山陰沖東部の北緯36度、東経134.5度付近から北東に流れ、若狭湾沖の北緯37度、東経136度付近から北に流れ、能登沖の北緯38度付近から東に流れ、佐渡沖の東経138度付近から北北東に流れ、秋田沖の北緯40度、東経139度付近から西北西に流れ、北緯40.5度、東経138.5度付近から東北東に流れて津軽海峡に達している
日本海南部の北緯37.5度、東経134.5度付近では、時計回りの流れがみられる- 対馬暖流の勢力(※7) 平年並 平年並か平年より強い (注)『 − 』は、海面水温・海流1か月予報に記載がない項目です。
(※)が付いている項目の見方については、「海流の診断の見方」のページもあわせてご参照ください。
- 参考図:日本近海の深さ50mの海流分布図(3月30日)
- 参考図:日本近海の深さ200mの水温分布図(3月30日)
- 参考図:親潮の面積の時系列図
- 参考図:対馬暖流の勢力の時系列図
