海面水温の長期変化傾向(日本近海)の有意性の目安について


海面水温は、大気や海洋の様々な時空間スケールの変動の影響を受けながら変化しています。 この中で長期変化傾向を評価する場合には、海面水温の変化が短期的な自然変動の影響によるものだけでは説明できないことを、統計的手法により判定する必要があります。 このように評価した長期変化傾向が、信頼度水準99%以上で統計的に有意(※)な場合には、解説文中では上昇(あるいは下降)していると解説しています。 同様に信頼度水準95%以上で統計的に有意な場合には、上昇(あるいは下降)傾向が現れていると解説しており、 信頼度水準90%以上で統計的に有意な場合は上昇(あるいは下降)しているとみられる、90%未満の場合には変化傾向はみられないと解説しています。 このページで解説している内容は、海面水温の長期変化傾向(日本近海)の診断およびデータに関連したものです。

※ 統計的手法による判定を行った結果が、確率的に偶然とは考えにくく、意味があると考えるのが妥当な場合に「統計的に有意」と表現されます。

各信頼度水準と解説文中での表記との対応は、以下の表の通りです。

各信頼度水準と解説文中での表記との対応表
信頼度水準解説文中での表記
99%以上で有意上昇(下降)している
95%以上で有意上昇(下降)傾向が現れている
90%以上で有意上昇(下降)しているとみられる
90%未満変化傾向はみられない

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