オホーツク海の海氷分布(月概況)

令和7年1月10日 気象庁発表
(次回発表予定 2月10日)

診断(2024年12月)

オホーツク海の海氷域面積は、月を通して平年より小さく経過しました。
サハリン東岸の海氷域の南下は平年並で、その南端は12月31日時点で北緯46.8度付近となりました。

海氷分布図(オホーツク海全体)
12月31日
11月30日の海氷分布図
11月30日
12月5日の海氷分布図
12月5日
12月10日の海氷分布図
12月10日
12月15日の海氷分布図
12月15日
12月20日の海氷分布図
12月20日
12月25日の海氷分布図
12月25日
12月31日の海氷分布図
12月31日

図1 オホーツク海の海氷分布の経過(2024年12月)
赤線は平年(1991年から2020年の平均)の海氷縁です。
下段の分布図の上にカーソルを置くと、上段に拡大図が表示されます。


オホーツク海の海氷域面積(2024年11月~2024年12月)
年別経過図の凡例

図2 オホーツク海の海氷域面積(2024年11月~2024年12月)

解説

オホーツク海全体の海氷の状況

オホーツク海では、10月下旬にオホーツク海北岸、シェリホフ湾、11月上旬に間宮海峡、シャンタル諸島周辺、12月上旬にサハリン東岸、12月中旬にテルペニヤ湾でそれぞれ結氷が始まりました。
12月のオホーツク海は寒気の影響を受けにくく、特にオホーツク海北部で気温が高く経過することが多かったため、海氷域の拡大が進まず、オホーツク海全域の海氷域面積は月を通して平年より小さく経過しました。
一方、サハリン東岸の海氷域の南下は平年並で、その南端は12月31日時点で北緯46.8度付近となりました。

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