7月5日に長江中流域で発生した低気圧が、7日に東シナ海に進んで9日まで停滞したため、九州地方を中心に大雨となり各地に水害をもたらした。
10日には低気圧は北上したが、活発な寒冷前線の影響で再び西日本で大雨となった。
その後、17日にかけてオホーツク海高気圧と太平洋高気圧が発達し、梅雨前線は本州から九州上に停滞して活動が活発となり、中部地方以西で大雨となった。
期間降水量は九州地方では1,000mmに達した所が出るなど、中部地方以西の各地で200~800mmとなった。
この大雨による被害は九州から北陸の各県に及んだ。京都府で死者・行方不明者が180名に達したほか、九州や中国地方での被害が大きかった。
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