災害をもたらした気象事例

ダイナ台風
昭和27年(1952年) 6月22日~6月24日
紀伊半島から東海・関東を通過、静岡などで被害。
死者65名、行方不明者70名、負傷者28名
住家全壊73棟、半壊89棟
床上浸水4,020棟、床下浸水35,692棟など
(消防白書より)
概要
 ダイナ台風は、6月20日にルソン島の東海上で発生し、22日には速度を上げて北北東に進路を変え、南西諸島を通過、23日午後には四国沖を北東進し、20時頃紀伊半島南部に上陸した。 21時には熊野灘に進み、23時20分頃静岡県浜名湖付近に再上陸、24日02時50分頃東京付近を通過、04時に鹿島灘に出た。 この台風は規模は小さかったが中心付近では風、雨共に強く、御前崎(静岡県御前崎町)で最大風速39.1m/s(最大瞬間風速43.8m/s)、石廊崎(静岡県南伊豆町)で36.8m/s(同48.6m/s)を観測、降水量も九州南部や四国東部、紀伊半島、伊豆半島などで200~350mmに達した。 このため、静岡県を中心に関東以西の各地で被害が発生した。
台風経路図 期間降水量
期間内最大風速
期間内最大瞬間風速
天気図
天気図 6月23日09時

期間内での観測値
気象官署での観測値
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