災害をもたらした気象事例
台風第13号
昭和28年(1953年) 9月22日~9月26日
愛知県に上陸、東海、近畿、北陸で大きな被害。
死者393名、行方不明者85名、負傷者2,559名
住家全壊8,604棟、半壊17,467棟
床上浸水144,300棟、床下浸水351,575棟など
(消防白書より)
概要
9月18日にグアム島の南東海上で発生した台風第13号は、22日になって急速に発達し、非常に強い勢力を保ったまま北緯30度まで北上した。 その後はやや衰えたが、25日17時に三重県志摩半島を横断し、伊勢湾を経て18時半頃愛知県知多半島に上陸した。 21時には長野県諏訪市付近、26日00時に新潟市の東を通って、06時には三陸沖に進んだ。
四国から関東地方にかけての広い範囲で20~30m/sの最大風速を観測した。 また、期間降水量は舞鶴(京都府舞鶴市)で507.0mmに達したほか、四国、近畿、東海、北陸地方で200mmを超えた。
台風の進路に当たった地方では暴風雨により被害が続出し、中でも愛知、三重、京都、滋賀、大阪、福井の各府県では甚大な被害が発生した。
台風位置表
天気図 9月25日09時
期間内での観測値
気象官署での観測値
降水量
気圧、風速
検潮所での観測値
高潮観測表
それぞれの図に、マウスを合わせてクリックすると、大きく表示されます。