4月15日に朝鮮半島付近で発生した低気圧が、16日から17日にかけて日本海を発達しながら東北東のち北東へ進み全国的に南風が強く、気温が上がって乾燥した。
17日午後には、寒冷前線が日本列島を通過して、関東地方と東北地方は10~20m/sの強風となった。
これらの乾燥と強風で、関東地方と東北地方の所々で大火が発生し、福島県常葉町では約250戸が焼失した。
低気圧は980hPa以下まで発達して北海道北部を通過したため、北海道では20m/s以上の強風が吹き、ニシン漁の漁船の遭難が相次ぎ、死者32名、行方不明者10名が出た。
また、降水量は多くなかったものの融雪が加わったため、石狩川の氾濫等により死者15名、行方不明者43名が出た。
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