災害をもたらした気象事例

台風第7号
昭和34年(1959年) 8月12日~8月14日
中部地方で暴風と大雨による被害大。
死者188名、行方不明者47名、負傷者1,528名
住家全壊4,089棟、半壊10,139棟
床上浸水32,298棟、床下浸水116,309棟など
(消防白書より)
概要
 8月12日09時に硫黄島の南東海上で発生した台風第7号は、発達しながら速い速度で北上し、14日06時半頃駿河湾から静岡県の富士川河口付近に上陸、10時には新潟県上越市付近を通って日本海に入り、15日には弱い熱帯低気圧に衰えて沿海州に上陸した。
 この台風は強い風の範囲は狭かったが、中心付近の風は非常に強く、甲府で最大風速33.9m/s(最大瞬間風速43.2m/s)、石廊崎(静岡県南伊豆町)で48.8m/s(同64.0m/s)を観測した。 山梨県や長野県では住家の倒壊や果樹の落下の被害が甚大であった。 また、近畿から関東地方にかけて200mmを超える雨が降り、山間部では600~800mmに達した。台風第6号(8~10日)や前線による大雨があった直後であったため、長野県・山梨県をはじめ近畿地方や東海地方ではさらに大きな被害となった。
台風経路図 期間降水量
期間内最大風速
期間内最大瞬間風速
天気図
天気図 8月13日09時

期間内での観測値
気象官署での観測値
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