9月4日にトラック島の北西海上で発生した台風第17号は北西に進み、9日に南西諸島を通過後、10日から12日朝にかけて九州の南西海上でほとんど停滞した。
12日午前に北上を始め、13日01時40分頃長崎市付近に上陸した。同日午前日本海へ進み、速度を速めて北上し、14日朝温帯低気圧になった。
台風が長期間日本付近にあり、前線が関東から四国付近に停滞していたため、全国的に大雨となり、土砂災害や洪水が多発した。
九州から中部地方にかけては、期間降水量が500~1,000mmに達し、四国地方では2,000mmに達した所もあった。
香川県小豆島の内海町で期間降水量が1,328mmと、平年の年間降水量を超える大雨のため、土石流や洪水で多数の人的被害や住家被害が発生した。
岐阜県では長良川の上流で1,000mmを超える雨が降り、堤防が決壊して多くの家屋が浸水した。
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