7月24日から8月7日にかけて、台風第11号、第12号、第13号が相次いで日本に上陸、接近したため、全国的に大雨となった。
7月23日、フィリピンの東海上で発生した台風第11号は、発達しながら北上し、27日23時40分頃鹿児島県大隅半島南部に上陸した。
その後、九州の西海上を北上し、朝鮮半島に進んだ。これにより、油津(宮崎県日南市)で最大風速32.6m/s(最大瞬間風速47.0m/s)、種子島で32.4m/s(同49.5m/s)を観測するなど、九州地方で暴風となった。
7月29日、日本の南海上で発生した台風第12号は、8月1日には沖永良部島の南東海上に達し、同海域で約1日間停滞した後、東シナ海を西北西に進み、4日には中国大陸に上陸した。
この影響で南から暖かく湿った気流が入り、1日に佐久間(千葉県鋸南町)で426mm、日吉(横浜市港北区)で248mm、練馬(東京都練馬区)で233mmの日降水量を観測するなど、関東から九州にかけての広い範囲で大雨となった。
このため、関東地方でがけ崩れ、浸水害が発生した。
7月31日、南鳥島の南西海上で発生した台風第13号は、発達しながら北上し、6日15時頃、千葉県銚子市付近に上陸した。その後北西に進み、新潟県北部から日本海に進んだ。
このため、6日に銚子(千葉県銚子市)で、最大風速21.4m/s(最大瞬間風速30.0m/s)を観測するなど関東から東北地方南部にかけて強風を観測した。
また、6日に鷲倉(福島県福島市)で391mm、蔵王山(山形県山形市)で370mmの日降水量を観測するなど、関東地方から東北地方の山沿いで大雨となった。
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