災害をもたらした気象事例

台風第22号、前線
平成元年(1989年) 9月17日~9月20日
九州南部に上陸し、本州南岸を進む。太平洋側中心に大雨。
死者・行方不明者9名、負傷者8名
住家全壊26棟
床上浸水714棟、床下浸水9,029棟
(防災白書)
概要
 9月17日、沖縄近海で発生した台風第22号は、南西諸島の西の海上を北北東に進み、19日13時半頃に鹿児島県大隅半島南部に上陸した。 その後、四国・紀伊半島沖を経て20日03時半頃伊豆半島南部、05時頃房総半島南部に再上陸し、関東の東海上に進んだ。 この間、沖縄から北海道にかけての太平洋側を中心に広い範囲で大雨となり、19日には新宮(和歌山県新宮市)で278mm、色川(和歌山県那智勝浦町)で262mm、宮川(三重県宮川村)で255mmの日降水量を観測した。 また、台風が通過した地域を中心に強い風が吹き、種子島(鹿児島県西之表市)では最大風速36.4m/s(最大瞬間風速60.0m/s)、銚子(千葉県銚子市)では最大風速24.4m/s(最大瞬間風速35.4m/s)を観測した。
台風経路図 期間降水量
期間内最大風速
期間内最大瞬間風速
期間内での観測値
気象官署での観測値
アメダスでの観測値
沿岸波浪計での観測値
それぞれの図に、マウスを合わせてクリックすると、大きく表示されます。