災害をもたらした気象事例

前線、台風第12号
平成7年(1995年) 9月16日~9月17日
伊豆諸島・千葉県で暴風雨。
 三宅島で最大瞬間風速55.4m/s以上、千葉県勝浦で日降水量232mm。
災害概要
死者2名、行方不明者2名、負傷者28名
住家全壊19棟、半壊36棟
床上浸水111棟など
(消防白書より)
概要
 9月13日、サイパン島の北海上で発生した台風第12号は、17日に八丈島付近を通り、三陸沖から北海道の東海上に進んだ。 また、本州の南海上には前線が停滞し、台風の影響で前線に向かって暖湿気流が入って前線の活動が活発となった。 このためこの期間の降水量は、三宅島(東京都三宅島)で390mm、黒原(千葉県大多喜町)で357mm、大島(東京都大島町)で352mmとなるなど、東海地方から東北地方で200mmを超える大雨となったところがあった。 また、三宅島で最大風速35.4m/s以上(最大瞬間風速55.4m/s以上)、銚子で最大風速31.7m/s(同46.9m/s)の暴風を観測した。
台風経路図 期間降水量
期間内最大風速
期間内最大瞬間風速
期間内での観測値
気象官署での観測値
アメダスでの観測値
沿岸波浪計での観測値
検潮所での観測値
それぞれの図に、マウスを合わせてクリックすると、大きく表示されます。