台風第12号は、8月6日に奄美大島の南海上で発生し、12日15時過ぎに沖縄本島中部を通過し、北北東に進んで、14日10時過ぎに強い勢力で熊本市付近に上陸した。
台風は九州北部を通って14日15時過ぎに山口県徳山市付近に再上陸し、日本海に進んで、15日06時半頃佐渡島を通過し、15日09時頃新潟県村上市付近に再上陸した。
その後東北南部を通って三陸沖から北海道東海上に進み、16日に温帯低気圧に変わった。
この台風により、えびの(宮崎県えびの市)で期間降水量が540mmとなったほか、南西諸島から西日本で400mm前後の大雨となったところがあった。
また、鹿児島市で最大風速36.6m/s(最大瞬間風速58.5m/s)を観測するなど、南西諸島から西日本で30m/s前後の猛烈な風となった。14日には、鹿児島県佐多岬で6.50mの有義波高を観測した。
台風の接近が満潮時刻前後となった瀬戸内海東部を中心に浸水などの被害が発生した。
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