災害をもたらした気象事例

台風第17号
平成8年(1996年) 9月21日~9月23日
房総半島沖を北東進、関東南部や伊豆諸島で暴風雨。
 銚子で最大瞬間風速51.9m/s、東京都新島で期間降水量が391mm。
災害概要
死者13名、負傷者96名
住家全壊13棟、半壊68棟
床上浸水2,900棟、床下浸水10,018棟など
(消防白書より)
概要
 台風第17号は、9月13日にフィリピンの東海上で発生し、発達しながら北西のち北東に進み、22日午前強い勢力で八丈島の西の海上を通り、午後には房総半島の東海上を北北東に進んだ。 その後三陸沖から、23日には北海道東海上を進み、同日千島近海で温帯低気圧に変わった。
 台風の中心が近くを通った房総半島など関東地方南部や、伊豆諸島で暴風雨になった。新島(東京都新島村)で期間降水量が391mmに達したほか、千葉県南部では各地で300mmを超える大雨となった。 また銚子(千葉県銚子市)で最大風速36.3m/s(最大瞬間風速51.9m/s)の猛烈な風を観測したほか、関東南部や伊豆諸島では最大風速が20~30m/sの暴風となった。23日には、宮城県江ノ島で7.13mの有義波高を観測した。
台風経路図 期間降水量
期間内最大風速
期間内最大瞬間風速
期間内での観測値
気象官署での観測値
アメダスでの観測値
沿岸波浪計での観測値
検潮所での観測値
それぞれの図に、マウスを合わせてクリックすると、大きく表示されます。