6月24日、フィリピンの東海上で発生した台風第8号は、発達しながら北上し、27日の朝に宮古島と沖縄本島の間を通り、28日09時過ぎに長崎県西彼杵半島に上陸した。
台風は、九州地方北部を横断し、瀬戸内海を通って28日17時前に岡山県に再上陸した。その後、近畿地方北部から関東地方北部を通って、29日早朝三陸沖に進み、29日06時に同海域で温帯低気圧に変わった。
この台風により、鹿野(鳥取県鹿野町)で28日の日降水量が311mm(期間降水量313mm)となったほか、西日本各地で期間降水量が200mmを超える大雨となった。
また中条(新潟県中条町)で252mmなど、北陸地方や東北地方でも期間降水量が200mm前後となったところがあった。南西諸島から西日本にかけて、暴風となったところがあった。
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