災害をもたらした気象事例

台風第5号
平成10年(1998年) 9月15日~9月17日
静岡県に上陸後、北日本を縦断。
 関東で暴風、東日本から北日本で大雨。
 千葉県銚子で最大瞬間風速45.7m/s、北海道広尾で日降水量346mm。
災害概要
死者7名、負傷者47名
住家全壊4棟、半壊17棟
床上浸水1,296棟、床下浸水5,044棟など
(消防白書より)
概要
 台風第5号は、9月14日に父島の南海上で発生し、発達しながら北上して、16日04時半頃静岡県御前崎付近に上陸した。 台風は、関東地方から東北地方を縦断したのち、16日20時過ぎ北海道釧路市付近に再上陸し、21時に北海道東部で温帯低気圧に変わった。
 この台風による期間降水量は、箱根(神奈川県箱根町)で393mmとなったほか、東海から関東地方の山沿いを中心に300~400mmとなった。また広尾(北海道広尾町)で350mmなど北海道の一部でも300mmを超える大雨となった。銚子(千葉県銚子市)で最大瞬間風速45.7m/sを観測したほか、東海地方から北海道までの太平洋側を中心に最大瞬間風速が30m/sを超えたところがあった。 16日には、静岡県石廊崎で8.87mの有義波高を観測した。
台風経路図 期間降水量
期間内最大風速
期間内最大瞬間風速
期間内での観測値
気象官署での観測値
アメダスでの観測値
沿岸波浪計での観測値
検潮所での観測値
それぞれの図に、マウスを合わせてクリックすると、大きく表示されます。