6月13日21時にカロリン諸島近海で発生した台風第6号は、ゆっくり北上を続け、16日には大型で非常に強い勢力に発達した。その後も北上を続け、20日には沖縄・奄美諸島近海を通り、21日9時半頃、強い勢力のまま高知県室戸市付近に上陸した。
21日13時過ぎに兵庫県明石市付近に再上陸し、21日午後には京都府舞鶴市付近を通って日本海へ進み、能登半島の沿岸、佐渡沖を通って22日3時に津軽海峡の西で温帯低気圧に変わった。
6月20日から21日には、沖縄地方から東北地方にかけて台風接近・通過時を中心に暴風となり、室戸岬(高知県室戸市)で最大風速43.7m/s(最大瞬間風速57.1m/s)、南大東島(沖縄県南大東村)で最大風速28.6m/s(最大瞬間風速48.7m/s)などを観測した。
また、18日から22日にかけての期間降水量は、三重県、高知県、徳島県で400mmを超え、九州地方から東海地方にかけての太平洋側で300㎜を超えた所があった。
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