災害をもたらした気象事例

台風第6号
平成16年(2004年) 6月18日~6月22日
台風接近・通過時を中心に暴風。
 九州地方から東海地方にかけての太平洋側で300㎜ を超える大雨。
災害概要
死者2名、行方不明者3名、負傷者116名
住家半壊6棟、一部損壊218棟
床上浸水3棟、床下浸水58棟など
(消防白書より)
概要
 6月13日21時にカロリン諸島近海で発生した台風第6号は、ゆっくり北上を続け、16日には大型で非常に強い勢力に発達した。その後も北上を続け、20日には沖縄・奄美諸島近海を通り、21日9時半頃、強い勢力のまま高知県室戸市付近に上陸した。 21日13時過ぎに兵庫県明石市付近に再上陸し、21日午後には京都府舞鶴市付近を通って日本海へ進み、能登半島の沿岸、佐渡沖を通って22日3時に津軽海峡の西で温帯低気圧に変わった。
 6月20日から21日には、沖縄地方から東北地方にかけて台風接近・通過時を中心に暴風となり、室戸岬(高知県室戸市)で最大風速43.7m/s(最大瞬間風速57.1m/s)、南大東島(沖縄県南大東村)で最大風速28.6m/s(最大瞬間風速48.7m/s)などを観測した。 また、18日から22日にかけての期間降水量は、三重県、高知県、徳島県で400mmを超え、九州地方から東海地方にかけての太平洋側で300㎜を超えた所があった。
台風経路図 期間降水量
期間内最大風速
期間内最大瞬間風速
期間内での観測値
気象官署での観測値
アメダスでの観測値
沿岸波浪計での観測値
検潮所での観測値
それぞれの図に、マウスを合わせてクリックすると、大きく表示されます。