8月16日15時にフィリピンの東海上で発生した台風第15号は、17日には久米島の西海上を通過して東シナ海に進んだ。19日には九州の西海上を通って、強い勢力を維持しながら日本海を北東に進み、20日06時過ぎ、青森県津軽半島に上陸した。その後、20日18時に根室の南東海上で温帯低気圧に変わった。
この台風が沖縄近海から東シナ海を北上中の17日から18日にかけては、台風の外側の暖かく湿った空気が西日本や東日本に流入して、四国地方や九州地方などで非常に激しい雨が降った。
20日までの期間降水量は四国地方で600mmを超えたほか、東北地方や北海道地方では、台風や前線の影響により200mmから300mmとなった所があった。また、九州から北海道にかけての日本海側の各地で、台風接近時を中心に暴風となった。
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