平成18年豪雪 平成17年(2005年)12月~平成18年(2006年)3月
12月~1月上旬を中心に記録的な大雪、除雪中の事故等による甚大な被害。
災害状況
死者152名、負傷者2,145名
住家全壊18棟、半壊28棟、一部損壊4,667棟、床上浸水12棟、床下浸水101棟など
(消防庁による(平成18年9月25日現在))
概要
12月から1月上旬にかけて非常に強い寒気が日本付近に南下し、強い冬型の気圧配置が断続的に現れたため、日本海側では記録的な大雪となった。各地で積雪の12月としての最大記録を更新するとともに、東日本と西日本では12月の月平均気温が戦後最も低くなった。
1月中旬以降も、日本海側の山沿いを中心に大雪となる日がたびたびあった。このため、12月中旬から1月中旬を中心に、屋根の雪下ろし等除雪中の事故や落雪、また、倒壊した家屋の下敷きになるなど、甚大な人的被害が発生したほか、家屋の損壊や交通障害、電力障害等、多数の被害が発生した。
12月からの度重なる大雪により、新潟県津南町では2月5日、これまでの最大記録を超える416cmの積雪を観測したほか、12月~3月の間、積雪を観測している339地点のうち23地点で、これまでの積雪の最大記録を更新した。また、12月としての最大記録を106地点で、1月としての最大記録を54地点で、2月としての最大記録を18地点で、3月としての最大記録を4地点で更新した。
降雪量は、12月~1月上旬にかけて全般に平年を大きく上回った。1月中旬以降、山沿いではたびたび大雪に見舞われたのに対して、平野部では降雪量が平年並~少なかった。このため12月~3月の降雪量は山沿いでは多くの地点で平年を上回ったが、平野部では平年並となったところが多かった。
なお、3月に入ると各地で融雪により積雪量は徐々に減少したが、山沿いでは平年より積雪の多い状態が続いた。
豪雪の状況
リンク
問い合わせ先
気象庁観測部計画課情報管理室 電話 03-3212-8341(内線 4154, 4157)