秋雨前線による大雨 平成19年(2007年)9月15日~9月18日
岩手県、秋田県、青森県の各地で大雨。
災害状況
死者3名、行方不明者1名、負傷者5名
住家全壊6棟、半壊226棟、一部損壊8棟
床上浸水390棟、床下浸水1,124棟など
(消防白書より)
概要
日本海から東北付近に停滞した前線に、台風第11号周辺の暖かく湿った空気が流れ込んだため、9月15日から前線の活動が活発となり、18日には台風第11号から変わった低気圧が日本海の前線上を東に進み、秋田沖に達した。
このため、15日から18日にかけて東北北部を中心に記録的な大雨となり、この間の総雨量は岩手県花巻市豊沢(トヨサワ)で300mm、秋田県仙北市鎧畑(ヨロイバタ)で289mm、青森県新郷村戸来(ヘライ)で216mmなど、岩手県、秋田県、青森県の各地で9月の月間平均雨量を超えた。また、24時間雨量は岩手・秋田県内の合計23地点で観測史上最大となった。
秋田県、岩手県では、大雨で増水した河川への転落などにより死者3名、行方不明者1名となり、青森県、秋田県、岩手県では、住家損壊、浸水害、土砂災害等が発生し、水稲等の冠水、果実の落果等、農業・林業・水産業被害があった。また、宮城県では河川の増水により床下浸水や農地の冠水による農業被害等が発生した。
気象の状況
問い合わせ先
気象庁観測部計画課情報管理室 電話 03-3212-8341(内線 4154, 4157)