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前線による大雨  平成24年(2012年)8月13日~8月14日 (速報)


近畿中部を中心に大雨。

概要

 13日から14日にかけて、朝鮮半島から日本海中部へのびる前線がゆっくりと南下し、本州付近に達した。前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んだため、大気の状態が非常に不安定となり、近畿中部を中心に大雨となり、局地的に猛烈な雨が降った。
 8月13日0時から14日24時までに観測された最大1時間降水量が、大阪府枚方市枚方(ヒラカタ)では91.0ミリ、京都府京田辺市京田辺(キョウタナベ)では78.0ミリとなり、それぞれ観測史上1位の値を更新した。これらを含め、統計期間が10年以上の観測地点のうち、最大1時間降水量で計3地点、最大3時間降水量で計2地点が観測史上1位の値を更新した。また、解析雨量によると、大阪府高槻市で1時間に約110ミリの猛烈な雨を解析し、京都府宇治市では3時間に約190ミリの雨を解析した。
 この大雨により、河川の増水や住宅の浸水が発生し、大阪府で死者1名、京都府で行方不明者2名となったほか、がけ崩れ、交通障害などが発生した。(被害状況は、平成24年8月14日16時00分現在の国土交通省などの情報による)

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問い合わせ先

気象庁大気海洋部気象リスク対策課 電話 03-6758-3900(内線 4256, 4257)


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