災害をもたらした気象事例

昭和38年春~夏の長雨
昭和38年(1963年) 4月~6月
九州地方~関東地方を中心に長雨
災害概要
農作物被害986億円
算出期間:4月~6月
被害地域:東北地方~沖縄地方
(農林水産省統計部資料)
概要
 4月7~9日、21~25日、5月5日から6月末にかけて、前線が本州南岸付近に停滞することが多く、4月下旬~6月中旬を中心に九州地方~関東地方では雨の日が多かった。梅雨入りは中国地方が5月8日頃(平年は6月6日頃)、東海地方が5月4日頃(同6月8日頃)、関東甲信地方が5月6日頃(同6月8日頃)で、それぞれ平年より約1箇月早かった。
 この長雨により麦、野菜、果樹、工芸農作物を中心に農作物に被害が発生した。特に麦類は成熟期であったため、全滅に近い被害を受けた。
経過図(福岡) 夏季平均気温平年差図
期間内での観測値
気象官署での観測値
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