昭和40年7月~10月の低温
全国的に7月以降低温が継続。
農業被害が発生。
災害状況
農業被害額546億円
(農林水産省まとめ)
概要
7月から10月にかけて、全国的に気温の低い状態が続いた。特に9月から10月にかけては西日本を中心に月平均気温が2か月連続で平年に比べてかなり低くなるなど、顕著な低温となった。
7月は前線の影響を受けることが多く、北日本・東日本では月平均気温は平年に比べて低くなった。特に7月下旬は顕著な低温となった。8月は月平均気温は東海・九州南部・沖縄で平年に比べて低かった他は平年並みとなった。9月から10月は西日本を中心に全国的に寒気の影響を受けた。そのため月平均気温は平年より低いところが多くなった。特に9月は東海・近畿・中国・四国・九州で、10月は関東甲信・東海・近畿・中国・四国・九州・沖縄で月平均気温は平年に比べてかなり低くなった。
この北日本・東日本における7月の低温、また西日本を中心とした9月から10月にかけての低温により、主に水稲の生育や品質に影響が生じた。
天候の状況
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