平成4年5月上旬~8月中旬の低温と日照不足
全国的に5月上旬~8月中旬にかけて低温と日照不足が継続。
北海道、東北で農業被害が発生。
災害状況
農業被害額910億円
(農林水産省まとめ)
概要
5月から8月にかけては、全国的に気温が低めに推移した。特に5、6月は寒気の影響を受ける日が多く、月平均気温が平年に比べて低い~かなり低いところが多くなった。また、北海道を中心として、全国的に寡照傾向となった。
5月、6月は前線や低気圧の影響を受ける日が多く、また寒気の影響を受ける日も多かった。5月は、月平均気温は四国・九州を除いて、全国的に平年に比べて低い~かなり低いとなった。月間日照時間は九州南部を除いて、全国的に平年並み~少ないとなった。6月は、月平均気温は北日本では平年並みとなったが、その他の地域は平年に比べて低い~かなり低いとなった。月間日照時間は北海道、南西諸島で平年より少ないとなった。その他の地方では平年並み~多いとなった。7月は、月平均気温は四国・九州・南西諸島で平年に比べて低くなった他は、平年並みとなった。月間日照時間は全国的に平年並みのところが多かった。8月は前線や台風の影響を受ける日が多く、月平均気温は北海道・東海・九州で平年に比べて低いとなった。月間日照時間は全国的に少ないところが多くなった。特に中国・四国・九州では平年に比べてかなり少ないとなった。
この低温・寡照により、北海道、東北地方を中心に水稲、野菜等に被害が発生した。
天候の状況
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