火山活動の状況(霧島山(新燃岳))

霧島山(新燃岳)の活動状況

火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)

最近1週間以内に発表した情報

現在の警戒事項等

 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

噴火警報の対象市町村

 以下の市町村では、火口周辺で警戒をしてください。
 宮崎県 :小林市
 鹿児島県:霧島市

噴火警報・予報(1行目をクリックすると全文表示します)

令和7年5月27日11時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台発表

<霧島山(新燃岳)に火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)を発表>
 新燃岳では、引き続き小規模な噴火の可能性がありますので、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では大きな噴石等に警戒してください。
<噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引下げ>

火山活動の状況及び予報警報事項

 新燃岳では、4月下旬から5月上旬に火山性地震が非常に多い状態となったものの、その後減少しました。新燃岳近傍の傾斜計にも特段の変化は認められません。火山活動に低下傾向が認められており、新燃岳火口から2kmを超える範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性は低くなったと考えられます。
 
 一方、GNSS連続観測では、新燃岳付近の地下の膨張を示すわずかな伸びが認められており、火山性地震は減少したものの依然として多い状態で経過しています。
 
 これらのことから引き続き、弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する噴火が発生する可能性があります。

対象市町村等

 以下の市町村では、火口周辺で警戒をしてください。
 宮崎県 :小林市
 鹿児島県:霧島市

 以下の市町村では、特段の警戒が必要なくなりました。
 宮崎県 :高原町

防災上の警戒事項等

 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

火山の状況に関する解説情報

令和7年6月6日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台発表

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 6月2日から6日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

火山活動の状況

 新燃岳の火口直下を震源とする火山性地震は2024年10月下旬から増減を繰り返しており、前10日間の地震回数は多い状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
 
 監視カメラによる観測では、新燃岳火口内の噴煙は最高で火口縁上20mまで上がりました。また、新燃岳西側斜面の割れ目では、噴気が最高で10mまで上がりました。
 
 新燃岳近傍の傾斜計では、特段の変化は認められません。
 
 GNSS連続観測では、2024年11月頃から、霧島山を挟む一部の基線で新燃岳付近の地下の膨張を示すと考えられるわずかな伸びが認められます。
 
 これらのことから引き続き、弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する噴火が発生する可能性があります。

防災上の警戒事項等

 弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

最新の火山情報

一番最後に発表した情報を掲載しています。臨時で発表した火山活動解説資料のみ過去1ヵ月分を掲載しています。

過去に発表した火山情報

霧島山(新燃岳)の噴火警戒レベル

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噴火警戒レベルリーフレット 噴火警戒レベルリーフレット
噴火警戒レベルリーフレット[PDFファイル:1.1MB]

霧島山(新燃岳)の防災マップ

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防災マップ 防災マップ

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