火山名 諏訪之瀬島 火山の状況に関する解説情報 第47号 令和元年11月15日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台 **(見出し)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続> 11月8日から15日15時までの諏訪之瀬島の活動状況をお知らせしま す。 **(本 文)** 1.火山活動の状況 諏訪之瀬島では、噴火活動が続いています。 御岳(おたけ)火口では、13日から本日(15日)にかけて噴火が時々 発生し、灰白色の噴煙が最高で火口縁上1500mまで上がりました。噴火 に伴う火山性微動が発生しています。 十島村役場諏訪之瀬島出張によると、14日に同火口から南南西4kmの 集落で降灰が確認されました。 13日07時48分に諏訪之瀬島付近を震源とする地震が発生し、諏訪之 瀬島で震度2を観測しました。その後、地震活動に大きな変化は認められま せん。 期間を通じて、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。 2.防災上の警戒事項等 御岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大 きな噴石に警戒してください。 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るお それがあるため注意してください。 次の火山の状況に関する解説情報は、22日(金)16時頃に発表の予定 です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。