火山名 諏訪之瀬島 火山の状況に関する解説情報 第2号
令和2年1月10日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 1月3日から1月10日15時までの諏訪之瀬島の活動状況をお知らせし
ます。

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 諏訪之瀬島では、活発な噴火活動が続いています。
 
 御岳(おたけ)火口では、3日以降繰り返し爆発が発生しており、本日(
10日)15時までに13回となっています。噴煙は、最高で火口縁上14
00mまで上がり、弾道を描いて飛散する大きな噴石は最大で火口から60
0mまで達しました。
 
 十島村役場諏訪之瀬島出張所によると、同火口から南南西4kmの集落で
、これらの噴火に伴う爆発音、鳴動及び降灰が確認されています。
 
 5日18時43分には、諏訪之瀬島を震源とする地震により島内で震度1
を観測し、その前後で一時的に火山性地震が増加しました。
 
 また、期間を通して、夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。

2.防災上の警戒事項等
 御岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大
きな噴石に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るお
それがあるため注意してください。

 次の火山の状況に関する解説情報は、17日(金)16時頃に発表の予定
です。
 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。