温室効果ガス月平均値の算出方法

 気象庁の二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスの観測では、広い水平空間を代表する平均的な濃度(バックグランドデータ)を求めています。
 観測所で観測される濃度値には、気象状況などにより生じる局地的で時間スケールの短い濃度変動が含まれているため、これらの条件のデータを選別し除去することにより、広い水平空間を代表する平均的な濃度と考えられるバックグランドデータを求めることができます。


具体的には以下の手順によってバックグランドデータを求めます。

  1. 測器の点検、故障時などを除いた、全ての観測値を1時間平均して時別値を求めます。
  2. 時別値を求める際、算出に用いる観測値が本来得られるべき数の半数未満の場合は時別値を求めません。
  3. 時別値を求める際、算出に用いる観測値に一定以上のばらつきがある場合は時別値を求めません。
  4. 時別値を求める際、その前後の時別値との差が両方とも一定以上の値を超えた場合は時別値を求めません。
  5. 上記の手順により残った時別値を、バックグランドデータとします。
  6. 日別値は、バックグランドデータとして選択された時別値を平均します。
  7. 月別値は、バックグランドデータとして選択された時別値を平均します。
  8. 年平均濃度は、求められた月別値を平均します。