世界の異常気象
世界各地の異常気象・気象災害に関する情報を、週ごとに「世界の異常気象速報」として発表しているほか、月・季節・年ごとにとりまとめて発表しています。また、顕著な現象が発生した場合には随時情報を発表しています。 詳しくは本ページの解説を参照ください。
更新情報
- 令和6年(2024年)1月18日 確定値による2023年の「世界の年ごとの異常気象」を公開しました。
- 令和5年(2023年)12月22日 「2023年の天候のまとめ(速報)」を公開しました。
- 令和5年(2023年)1月18日 確定値による2022年の「世界の年ごとの異常気象」を公開しました。
- 令和4年(2022年)12月22日 「2022年の天候と台風のまとめ(速報)」を公開しました。
- 令和4年(2022年)7月22日 「ヨーロッパ西部を中心とした顕著な高温について」世界の異常気象速報(臨時)を発表しました。
世界の異常気象・気象災害(定期更新)
世界の異常気象や気象災害の概要を定期的にまとめた情報です。世界の異常気象速報 (週ごとの情報) | 最近の世界の異常気象や気象災害の状況をまとめた情報です。ここでは水曜日から火曜日までの7日間を1週間としています。 | 毎週水曜日更新(水曜日が年末年始や祝祭日となる場合を除く) |
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月ごとの異常気象 | 月ごとに、世界の異常気象や気象災害の状況についてまとめています。 | 毎月14日頃更新 |
季節ごとの異常気象 | 季節ごとに、世界の異常気象や気象災害の状況についてまとめています。 冬は12月~2月、春は3月~5月、夏は6月~8月、秋は9月~11月を対象としています。 | 3、6、9、12月14日頃更新 |
年ごとの異常気象 | 年ごとに、世界の異常気象の発生頻度、気象災害の概要についてまとめています。 | 1月14日頃更新 |
異常気象天候図表一覧 | 週から年ごとの異常気象情報に関連した図表を一覧にしてリンクしたページです。 | 各情報の更新日と同じです。 |
世界の異常気象・気象災害の事例(随時発表)
異常気象など平年から大きくかけ離れた天候により社会的に大きな影響をもたらした現象について、その特徴と要因を分析した結果をまとめた情報です。
世界の異常気象や気象災害のうち、顕著な事例について、気象の実況資料を中心に速報的にまとめ、「世界の異常気象速報(臨時)」として発表します。このページにはPDF版を掲載しています。HTML版は世界の異常気象速報(臨時)のページをご覧ください。 |
新着情報
- 令和4年(2022年)7月22日 ヨーロッパ西部を中心とした顕著な高温について [PDF形式:2026KB]
背の高い高気圧に覆われたこと等により、ヨーロッパ西部を中心に、7月上旬以降、顕著な高温となりました。イギリス東部のコニングスビー(Coningsby)では、7月19日に暫定値で最高気温40.3℃を記録したと報じられ(イギリス気象局)、イギリスにおける最高気温の記録を更新しました。
- 令和3年(2021年)8月17日 ヨーロッパ南部を中心とした顕著な高温について [PDF形式:924KB]
ヨーロッパ南部を中心とした地中海周辺地域では、背の高い高気圧に覆われたこと等により、7月下旬から顕著な高温が続いています。イタリア南部シチリア島のカターニアでは、8月11日に最高気温44.4℃を観測しました。
- 令和3年(2021年)7月21日 ヨーロッパ中部の洪水について [PDF形式:935KB]
ヨーロッパ中部では、寒気を伴った上空の低気圧が停滞したことに伴う7月12~15日頃の大雨により、広範囲で洪水が発生しました。ドイツ西部のリューデンシャイトでは、14日の1日間で、7月の平年の月降水量の約1.5倍に相当する降水量を観測しました。
- 令和3年(2021年)7月1日 北半球の顕著な高温について [PDF形式:1653KB]
ヨーロッパ東部~ロシア西部、東シベリア、及び、カナダ西部~米国北西部では、6月下旬から顕著な高温が続いています。カナダ西部のリットン(Lytton)では、6月29日に日最高気温49.6℃を記録して、カナダにおける最高気温の記録を更新しました(カナダ気象局)。
- 令和3年(2021年)6月18日 米国南西部の顕著な高温について [PDF形式:336KB]
米国南西部では、6月11日頃から顕著な高温が続いており、週末にかけて広い範囲で記録的な高温が継続する見込みとなっています。6月15日にユタ州ソルトレークシティでは最高気温約41.7℃、6月17日にアリゾナ州フェニックスでは最高気温約47.8℃を観測しました(米国海洋大気庁)。
- 令和3年(2021年)6月7日 米国南西部の少雨について [PDF形式:423KB]
米国南西部では、広い範囲で昨年から平年よりも降水量が少ない状況が続いています。米国海洋大気庁によれば、2020年5月~2021年4月の12か月間降水量は、5月~4月の12か月間降水量としては、1895年以降で記録的に少ない状況です。過去12か月間の降水量を元に算出した、乾燥の程度を示す指標(標準化降水指数:SPI)を見ますと、現象の頻度が「50年に1回以下」の極端な乾燥となっている地点が複数見られます。
- 令和2年(2020年)8月12日 中国の長江中・下流域での大雨について(第2報) [PDF形式:316KB]
中国の長江中・下流域では、6月中旬以降、高気圧の縁辺を回る暖かく湿った気流が持続的に流入し、梅雨前線の活動が活発になりました。7月の降水量および6月から7月の2か月の降水量は過去24年間で最も多くなりました。中国では、6月から7月の大雨による死者・行方不明者の合計が160人を超えたと伝えられています(8月4日時点、中国政府の情報による)。