世界の年降水量偏差の算出方法
使用したデータ期間
1901年~
使用した地点
2010年までは,米国海洋大気庁(NOAA)が世界の気候変動の監視に供するために整備したGHCN(Global Historical Climatology Network)データを主に使用し,使用地点数は年により異なりますが,約500~2,300地点です。2011年以降については,気象庁に入電した月気候気象通報(CLIMAT報)のデータを使用し,使用地点数は約2,200~2,400地点です。算出方法
- 観測所ごとに、年降水量の偏差(年降水量から1991~2020年の30年平均値を差し引いたもの)を求めます。
- 地球の全表面を緯度方向5度,経度方向5度の格子に分け,5度格子内に位置するすべての観測所の偏差を平均したものを、この5度格子の年降水量の偏差とします。
- 各5度格子の偏差に,緯度による面積の違いを考慮した重みをつけた値を,地球全体について平均したものを世界の年降水量偏差とします。