黄砂観測日数の経年変化

診断

 大陸より日本へ飛来する黄砂もエーロゾルの一種です。気象庁では、国内11地点(※)の気象台で、職員が目視により大気中に黄砂粒子が浮遊していると判断した場合に「黄砂」として記録していました。
※国内11地点(札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・鹿児島・那覇)のうち、東京・大阪以外の観測は2024年3月末に終了。

 2023年の黄砂観測日数(国内の気象台のいずれかで黄砂現象を観測した日数。同じ日に何地点で観測しても1日として数える)は14日、黄砂観測のべ日数(国内のそれぞれの気象台で黄砂現象を観測した日数の合計。同じ日に例えば5地点で黄砂が観測された場合には5日として数える)は40日でした。 1967年~2023年の統計期間では、黄砂観測日数及び黄砂観測のべ日数とも年々の変動が大きく、有意な変化傾向は見られません(信頼水準90%)。

年別黄砂観測日数の図です

年別黄砂観測日数
国内のいずれかの観測地点で黄砂を観測した日数です(同じ日に何地点で観測しても1日として数えます)。
1967年から2023年まで黄砂の観測を続けていた11地点について集計しています。




年別黄砂観測のべ日数の図です

年別黄砂観測のべ日数
国内で黄砂を観測した地点数を合計した日数です(1日に5地点で黄砂が観測された場合には5日として数えます)。
1967年から2023年まで黄砂の観測を続けていた11地点について集計しています。




月別黄砂観測日数平年値の図です

月別黄砂観測日数平年値
1967年から2023年まで黄砂の観測を続けていた11地点について、
黄砂現象が観測された日数を月別に集計し、1991年から2020年の30年で平均した値です。


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