月平均オゾン分圧の高度分布グラフ
データの見直しなどで値が変わることがありますので、最新のものを御利用下さい。
赤線:実線は観測値の月平均値、点線は観測回数が1回のみであること、実線・点線とも表示がない月はその月に観測が行われなかったことを示しています。
細実線:月の参照値(1994~2008年平均)、横細実線:参照値の標準偏差。
【南極昭和基地の9~11月のみ】点線:オゾンホールが明瞭に現れる以前の月平均値(1968~1980年平均値)。
オゾン分圧(横軸)が高いほど、その層のオゾン量が多いことを示します。
比較の基準となる参照値は、世界平均のオゾン量の減少傾向が止まり、オゾン量が少ない状態で安定していた期間(1994~2008年)の平均的なオゾン分圧です。
観測値および参照値は、特定の気圧(1000、925、850hPa等)毎に統計しています。
昭和基地では地上気圧が1000hPaに満たない場合が多いため、
昭和基地の1000hPaの観測値のみ地上におけるオゾン分圧の月平均値を表示しています。
札幌・つくばでは2009年12月、那覇では2008年11月、昭和基地では2010年4月の観測から、
オゾンゾンデ観測測器をKC型オゾンゾンデ(以下、KC型)からECC型オゾンゾンデ(以下、ECC型)に変更しました。
KC型とECC型から得られる観測値には、対流圏下部で系統的な差がある(KC型のほうが低い)ことが知られています。
このため、ECC型の観測値を参照値(KC型の観測値から算出)と比較する際には、参照値に補正係数を掛けています。
札幌と那覇の観測は2018年1月をもって終了しました。札幌と那覇の過去データについては2018年1月以前のデータをご覧ください。