月平均オゾン全量のグラフ

データの見直しなどで値が変わることがありますので、最新のものを御利用下さい。



図の実線は参照値、縦線はその標準偏差。昭和基地の点線 はオゾンホールが明瞭に現れる以前(1961~1980年)の月別累年平均値。
は、月平均オゾン全量を表し、参照値と比較して「多い」こと、
は、月平均オゾン全量を表し、参照値と比較して「並」であること、
は、月平均オゾン全量を表し、参照値と比較して「少ない」ことを示します。
なお、月平均オゾン全量と参照値の差が標準偏差以内にあるときを「並」、それより大きいときを「多い」、それより小さいときを「少ない」としています。

荒れた天気の影響や機器の不調により観測できなかった月は観測値(○)を表示していません。

オゾン全量月平均値の算出に用いる日別値は、国内の観測所*では2018年2月1日より前は日代表値、それ以降は日平均値となります。昭和基地では2022年2月1日より前は日代表値、それ以降は日平均値となります。日代表値とは、その日に行われた全ての観測の中で最も観測精度が高いと判断される観測値です。

比較の基準となる参照値は、世界平均のオゾン量の減少傾向が止まり、オゾン量が少ない状態で安定していた期間(1994~2008年)の平均的なオゾン全量で、この参照値期間内の観測値の月別累年平均値です。ただし南鳥島では1996年以前の観測値がないため参照値期間を1997~2008年としています。

オゾン全量の観測機器は、札幌、つくば、那覇では2018年2月1日に、昭和基地では2022年2月1日にドブソン分光光度計からブリューワー分光光度計に変更しました。南鳥島では、すべての観測期間でブリューワー分光光度計を使用しました。

札幌と那覇の観測は2022年1月をもって終了しました。札幌と那覇の過去データについては2022年以前のデータをご覧ください。
  南鳥島の観測は2018年1月をもって終了しました。南鳥島の過去データについては2018年以前のデータをご覧ください。


オゾン全量とは、ある地点の上空に存在するオゾンの総量のことで、単位のm atm-cm(ミリアトムセンチメートル)は、その総量を仮 に0℃、1気圧の地表に集めたときの厚さを表しています。(例:オゾン全量300m atm-cmは、厚さ3mmに相当。)

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