日本付近の紫外線分布
太陽から放射されて地上に達する紫外線の量は、上空のオゾンによる吸収、空気分子による散乱、エーロゾルによる散乱・吸収、地表面の反射などの影響を受けて変化します。これらの影響を考慮して推定した晴天時の紫外線量に、天気による影響を加えると、全国の紫外線量の分布を精度良く推定することができます。
下の図は、1997~2008年の3月と8月について毎日12時のUVインデックスを算出し、月平均した分布図です。
3月(下左図)のUVインデックスの値は、北海道や東北の一部では特に紫外線対策のいらない「弱い」に相当しますが、南西諸島の一部では、日陰を利用したほうがよい「強い」に相当しています。
また、8月(下右図)は、九州から南西諸島にかけて、一部でUVインデックスが8~9に達するなど、外出を控えるよう勧められる「非常に強い」となっています。北海道や東北でも、UVインデックスの値は4以上となっており、紫外線対策が必要であることがわかります。
3月の正午の日本付近の |
8月の正午の日本付近の |
UVインデックスに応じた紫外線対策についてはこちらです。