二酸化炭素濃度年増加量 平面分布図 | 二酸化炭素分布情報
等値線
等値線上の数値
格子線
解説
このページでは、数値シミュレーションによって推定した二酸化炭素濃度年増加量の分布を平面地図に表示しています。
濃度年増加量の分布は年によって大きく異なりますが、エルニーニョ現象が起こると全球的に大きな濃度年増加量がみられる傾向があります(1998年、2003年、2016年など)。これは主に、高温などの異常天候が広範囲で起こることで、植物の呼吸活動や土壌有機物の分解作用が活発化され、大気への二酸化炭素の放出が強まることが原因です(詳しくはこちらのページをご覧ください)。
例外的に、1992年はエルニーニョ現象が起こっていたにもかかわらず、濃度増加量は大きくありませんでした。これは、1991年6月に起きたピナトゥボ火山の噴火が世界規模の異常低温をもたらし、土壌有機物の分解が抑制されたためと考えられています。
濃度年増加量の分布は年によって大きく異なりますが、エルニーニョ現象が起こると全球的に大きな濃度年増加量がみられる傾向があります(1998年、2003年、2016年など)。これは主に、高温などの異常天候が広範囲で起こることで、植物の呼吸活動や土壌有機物の分解作用が活発化され、大気への二酸化炭素の放出が強まることが原因です(詳しくはこちらのページをご覧ください)。
例外的に、1992年はエルニーニョ現象が起こっていたにもかかわらず、濃度増加量は大きくありませんでした。これは、1991年6月に起きたピナトゥボ火山の噴火が世界規模の異常低温をもたらし、土壌有機物の分解が抑制されたためと考えられています。
∗緑字の年号にマウスカーソルを合わせると、その年の濃度年増加量の分布図が表示されます。
∗ppmは大気中の分子100万個中にある対象物質分子の個数を表す単位で、ppm/yrは1年間に濃度が何ppm変化したかを示します(正値は増加、負値は減少を表します)。