紫外線による健康被害の予防
紫外線による健康被害
紫外線による健康被害には、日焼けなど急性のものと、長年にわたる蓄積により皮膚ガンなどの病気になるリスクを高めるといった慢性のものがあります。紫外線には、体内でビタミンDを作るなど良い面もありますが、一方でこうした健康被害をもたらすことをふまえて、子供のときから正しい対策をとることが重要です。
UVインデックスに応じた紫外線対策
世界保健機関(WHO)ではUVインデックス(UV指数)を活用した紫外線対策の実施を推奨しています。国内では環境省から「紫外線環境保健マニュアル」が刊行され、この中でもUVインデックスに応じた紫外線対策の具体的な例が示されています。
気象庁では、UVインデックスの観測値や予測情報などを提供しています。これらの情報を十分に活用して、紫外線による健康被害の予防に役立てることが大切です。
UVインデックスに応じた紫外線対策(参考:環境省「紫外線環境保健マニュアル」)
環境省「紫外線環境保健マニュアル」(PDF形式:約4MB)はこちらをご覧ください。
UVインデックスについては、こちら をご覧ください。
一般的に、太陽高度が高いほど紫外線は強くなるので、緯度により紫外線の強さは大きく異なります。下の図に示すように、那覇では12月以外のすべての月で紫外線の強い日が見られます。一方、札幌でも冬を除いて紫外線の強さが中程度以上の日が出現しており、緯度の高い地方でも紫外線に対する対策が必要であることがわかります。
推奨されている紫外線対策を行うとともに、外出時間を朝夕の紫外線の弱い時間帯へずらすなど、紫外線の性質をよく知って行動することで、紫外線による健康被害のリスクを減らすことができます。
一日のうちの最大のUVインデックスを、大きさ別に5段階に分け、一ヶ月間にそれぞれ出現した頻度を示します(統計期間:1994~2008年)。 |
紫外線が強い時には、帽子や長袖の衣服を着用するなどの対策が有効です。 |