平成17年10月25日更新
診断(2004年)
・1980年代後半から1991年まで、及び1995年以降、 親潮の沿岸寄りの分枝 が北緯37度を越えて南下する頻度は減少しています。
・1980年代にしばしば発生した顕著な南下は、1986年を最後に発生していません。
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赤線が平均南端位置(右軸=北緯(度))、青色部が平均面積 (左軸=104km2)を示します。
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(1971年1月〜2004年12月)
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(1971年1月〜2004年12月)
解説
日本東方海域における親潮の沿岸寄りの分枝の顕著な南下は1981年、1984年、1986年と1980年代にしばしば発生しましたが、このような事例は1986年を最後に発生していません。
2004年には3〜5月の平均南端位置が北緯38度に達しましたが、細長い分布形で親潮の面積は特に広いものではありませんでした。