北西太平洋の海面水温(月概況)
平成25年4月22日発表
気象庁地球環境・海洋部
診断 (2013年3月)
- 北緯10度から北緯30度の東経150度から東経170度と、北緯20度から北緯45度の東経170度以東では、平年より高くなっていました(図中P4, P5)。
- 南シナ海では、海面水温が平年より高くなっていました(図中P6)。
- 赤道域では、ミンダナオ島の東からニューギニア島の北では、海面水温が平年より高くなっていました(図中P9)。
北西太平洋の月平均海面水温平年差分布図(2013年3月)
解説
北西太平洋の海面水温
2013年3月の北西太平洋の海面水温の実況は、表のとおりでした。
表:北西太平洋の海面水温の実況 図中の記号 海域名 海面水温の実況 P1(注) オホーツク海中部および北部 − P2 カムチャツカの東、ベーリング海およびアリューシャン近海 おおむね平年並 P3 アリューシャンの南 おおむね平年並 P4 日本のはるか東から日付変更線付近 東経170度以東では、平年より高い P5 南鳥島近海から日付変更線付近 平年より高い P6 南シナ海 平年より高い P7 フィリピンの東 おおむね平年並 P8 マリアナ諸島近海 平年並 P9 ミンダナオ島の東からニューギニア島の北 平年より高い P10 赤道域の日付変更線付近 おおむね平年並 その他の北西太平洋の海域 北緯10度から北緯20度の東経150度から東経170度で平年より高い (注)P1の海域では、海面が広く海氷で覆われているため海面水温データがない場合、海面水温の実況の欄に「−」を表示します。
海面水温の診断にあたって
- 1981〜2010年の30年間に出現した海面水温の上位1/3以上を「平年より高い」、下位1/3以下を「平年より低い」とし、それらを除いた中央1/3の範囲を「平年並」としています。