オホーツク海の海氷分布(月概況)
平成20年5月7日発表
気象庁 地球環境・海洋部
診断(2008年4月)
オホーツク海の海氷域面積は4月を通して平年より小さく経過しました。
北海道周辺の流氷は4月中旬にすべて融解し、網走では4月10日、根室では4月12日に流氷終日となりました。
4月30日 |
3月31日
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4月5日
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4月10日
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4月15日
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4月20日
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4月25日
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4月30日
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オホーツク海の海氷分布の経過(2008年4月)
赤線は平年(1971~2000年の平均)の海氷縁です。
下段の分布図の上にカーソルを置くと、上段に拡大図が表示されます。
解説
オホーツク海全体の海氷の状況
オホーツク海の海氷域面積は、2月中旬以降平年より小さい状態で経過しました。 3月の半ばから下旬にかけて海氷域面積は急激に縮小しましたが、4月に入ってから縮小する速度は一時的に鈍りました。 これはオホーツク海北部の海氷の融解は緩やかに進んだためと考えられます。一方オホーツク海南部では平年より気温の高い状態が続いたため海氷の融解が急速に進み、 4月中旬以降、海氷域の南端は平年より北に後退し、4月末には北緯48度付近まで達しました。
北海道周辺の流氷の動き
4月に入ってからは国後水道から太平洋への流氷の流出はなくなりました。また、4月上旬には流氷は北海道周辺の所々で接岸し、 規模は小さいながらも日本海へ流出する日がありましたが、北海道周辺の気温が平年より高く経過したため、 流氷の融解が急速に進み、4月中旬には北海道周辺の流氷はすべて融解しました。 海明けは網走では平年より13日遅い4月6日、 流氷終日は稚内では平年より7日早い3月4日、 網走では平年より6日早い4月10日、根室では平年より10日遅い4月12日となりました。