オホーツク海の海氷分布(月概況)
平成20年6月5日発表
気象庁 地球環境・海洋部
診断(2008年5月)
オホーツク海の海氷域面積は、5月の前半は平年より小さく経過しましたが、後半はほぼ平年並みで経過しました。5月末には、オホーツク海の海氷は、北西部からサハリン北部にかけての海域や、北東部の一部の海域以外は、ほとんど消失しました。
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オホーツク海の海氷分布の経過(2008年5月)
赤線は平年(1971~2000年の平均)の海氷縁です。
下段の分布図の上にカーソルを置くと、上段に拡大図が表示されます。
解説
オホーツク海全体の海氷の状況
オホーツク海の海氷域面積は、2月中旬以降平年より小さい状態で経過しました。3月の半ばから下旬にかけて海氷域面積は急激に縮小しましたが、4月に入ってからは比較的ゆるやかに縮小しました。5月上旬に低気圧がオホーツク海を通過した際に海氷域面積が大幅に縮小しましたが、後半はほぼ平年並みで経過しました。
今海氷期(平成19年~平成20年)のオホーツク海の海氷に関する診断は、今回の発表をもって終了します。次回の発表は平成21年1月7日の予定です。