オホーツク海の海氷分布(月概況)
平成23年2月7日発表
気象庁 地球環境・海洋部
診断(2011年1月)
オホーツク海全域の海氷域面積は、12月から引き続き平年より小さく経過し、1月中旬には過去最小に近い値となりました。オホーツク海南部の海氷域は概ね平年並に南下し、網走の流氷初日は平年より1日早い1月19日で、流氷接岸初日は平年より3日早い1月29日でした。
1月31日 |
12月31日
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1月5日
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1月10日
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1月15日
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1月20日
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1月25日
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オホーツク海の海氷分布の経過(2011年1月)
赤線は平年(1971~2000年の平均)の海氷縁です。
下段の分布図の上にカーソルを置くと、上段に拡大図が表示されます。
解説
オホーツク海全体の海氷の状況
1月のオホーツク海全域の海氷域面積は、12月から引き続き平年より小さく経過しました。1月中旬には、低気圧の影響によりオホーツク海全域の海氷域面積は過去最小に近い値となりました。オホーツク海北部では、1月は平年よりも気温が高く東寄りの風が持続したため、平年に比べ海氷域の拡大が進みませんでした。オホーツク海南部では、1月は西高東低の気圧配置となる日が多く、海氷域は概ね平年並に南下し、1月下旬は北海道オホーツク海側沿岸で海氷域が平年より広い状態が続きました。
北海道周辺の流氷の動き
1月19日には、オホーツク海南部の海氷域が知床半島に接岸し、網走で平年より1日早い流氷初日を観測しました。1月下旬には、海氷が北海道オホーツク海側の海岸と国後島に接岸し、一部の海氷は根室海峡と宗谷海峡に流入しました。また、網走では1月29日に平年より3日早い流氷接岸初日となりました。