オホーツク海の海氷分布(月概況)

平成23年5月9日発表
気象庁 地球環境・海洋部

診断(2011年4月)

北海道周辺の海氷は4月上旬には融解し、4月末には、海氷域の南端は北緯48度付近まで後退しました。網走では3月12日に流氷終日となり、1946年の統計開始以来最も早い記録となりました。

海氷分布図(オホーツク海全体) 海氷分布図(北海道周辺)
4月30日
3月31日の海氷分布図
3月31日
4月5日の海氷分布図
4月5日
4月10日の海氷分布図
4月10日
4月15日の海氷分布図
4月15日
4月20日の海氷分布図
4月20日
4月25日の海氷分布図
4月25日
4月30日の海氷分布図
4月30日

オホーツク海の海氷分布の経過(2011年4月)
赤線は平年(1971~2000年の平均)の海氷縁です。
下段の分布図の上にカーソルを置くと、上段に拡大図が表示されます。

解説

オホーツク海全体の海氷の状況

4月はオホーツク海を周期的に低気圧が通過した影響で、オホーツク海の海氷域は全域で縮小が進み、 オホーツク海全域の海氷域面積は、3月から引き続き平年より小さく経過しました。

北海道周辺の流氷の動き

北海道周辺の海氷は平年より早く融解が進み、4月上旬には北海道周辺の海氷は融解し、4月末には海氷域の南端は北緯48度付近まで後退しました。 また、網走の流氷終日は平年より35日早い3月12日となり、1946年の統計開始以来最も早い記録となりました。

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